ぺんてる トラディオ・プラマン
こ、こんなところに、名品が!!
ぺんてる「トラディオ・プラマン」です。
別名、プラスチック万年筆。
知りませんでした…。
じつはこのペン、発売して30年以上のロングセラーだったんですね。
このプラマンの持つ魅惑的な書き心地は、プロの物書きの方たちに「一度使うと、病み付きになる」と言わしめてしまうほどの逸品。
たしかに、このペンの使い心地の素晴らしさは、使ってみるとハッキリわかります。
『トンデモナイ書き味です!!』
じつは、以前からこのペンの存在は知っていたのですが、どうも購入には至らず、素通りしていました。
というのも、このプラマンというペン、私の地元ではシャープペンやボールペンといったアデヤカなコーナーには並ばず、筆ペンなどの、陳列棚でいうところの一番端の下の段という、あきらかにマイノリティーな場所にあったからです。
(このペンはてっきり、ペン習字などを嗜む人用のものなのかな、と。)
私が、このペンを使うようになったのも、本当にたまたまで、「500円くらいで買える、ちょっと楽しめそうな筆記具でも」を買いに行って、これに決めた、という感じなんです。
それで、使ってみて驚いた!
「なんじゃこりゃぁぁぁ!!!」です
見た目のデザインは、どちらかといえば嫌いじゃない。でも、新鮮さを感じない。なんとなく学校の先生が使いそうなイメージ。
ハッキリ言ってしまうと、若っぽくなんです。妙な落ち着きを醸し出しているような(^^;)
しかし、キャップを後ろに付けて、ペンの重心位置に親指がくるように握る。そして、紙にそっとペン先を落として、最初の文字を書く…。
完全に侮っていました。
なんでもっと早く持たなかったのか!!
ペン先端の、超硬いフェルトのようなプラスチックのおかげで、信じられないくらい紙へのあたりが優しいです。金ペンでもこのタッチの柔らかさは難しいかもしれません。
ムラのないインクフローと、サラッサラの書き味。まるで超極太の万年筆を扱っている感覚に似ています。
万年筆は、長く使うことにより、書き手のクセにあわせてペン先の先端が少しずつ擦り減っていって、自分だけの完ぺきな1本に仕上がっていく楽しさがあります。
そしてプラマンも同様に、先端が変化しくようで、使い始めよりもやや滑らかになり、線幅もすこしだけ太くなります。で、ここからがこのペンの真骨頂。自分用に小慣れたペン先で、じつに書くことが楽しくなります。
個人的な感想を言ってしまうと、2011年に大いに沸いた、パーカー第5のペン・インジェニュイティよりも、ずっと使い心地が良いかもしれません。
(もちろんインジェニュイティも、十分に素晴らしいですよ!)
もしも誰かに、「なにか書きやすいペンは、ないか?」と聞かれたならば、本当は万年筆を薦めたいところですが(さすがにコレは理解が要りますし)、まずはこの、ぺんてる・トラディオ・プラマンをお薦めします。
たったの500円で、脱帽ものの書き心地と抜群の筆記バランスが体感出来るなら、ちっとも高くないです。
プラスチック万年筆で、プラマン。間違いなく名品です。
■ただし一点だけご注意!
ペン先は、それなりに繊細にできていますから、紙に強く押し付けて書いたり、荒っぽい扱い方をすると、先端がすぐにイカレてしまいます。
使い方は万年筆のように、優しくソフトに。力をいれて書く必要は、まったくありません。
プラマン詳細
サイズ | [筆記時]145o [収納時]162o |
---|---|
軸径 | 11.5o |
重さ | 15g |
インク機構 | ペン先一体型のカートリッジ式 [カラー]黒・青・赤 |
価格 | 525円(定価で購入しても、超お得です!) |
購入 | 楽天、アマゾン |
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